kazuさんのダイアリー(仮)

07年3月から始め、19年1月にダイアリーからブログに引っ越し。

伊方原発に問題あり!

伊方原発3号機が再稼働 あす朝には臨界に:NHK

何の根拠もなく勝手に新規性基準なぞを設定して勝手に施行し、勝手に許可している。
そもそも、

福島第一原子力発電所では想定した地震が過小であり、耐震設計の解析に不備があったこと、地震津波による共通原因故障及び全電源喪失事故発生の危険性やシビアアクシデント(過酷事故)等の対策が不十分であったことといった問題があり、これらの問題点が全く解決されていない。
2015(平成27)年10月30日
中部弁護士会連合会

これはつまり、

  • 免震重要棟がない。
  • フィルタベント弁がない。伊方は設置したようだが、高線量でも稼働できるようになっているのか甚だ疑問だ。福一では高線量で稼働できなかった。また、火力発電所ではベント弁は義務なのに原発であるPWR(加圧水型)には猶予を設けている新規性基準なぞ、基準と呼べるのか。

また一方、福一事故を踏まえないでも、

北には中央構造線、南には南海トラフ中央構造線はついこの間熊本地震がありましたね。
南海トラフはこれまで大きく深刻な地震を起こしています。

 PWRは1次冷却水と2次冷却水を分けているため、冷却用の配管の量がすさまじく多い。
  地震で配管のひび割れが起きる確率が格段に高い。

四国電力地震の巣の上に立てているのにも関わらず、

複数の断層が連動して動いた場合を想定して最大480キロに延ばしたうえで、不確かさがあることも考慮して、地震の揺れを計算し直し、基準地震動を650ガルまで引き上げました。
NHK 2016年8月12日

しかし、過去に地震をみると、

熊本地震は1580ガル、最大速度92カインをそれぞれ記録、加速度は1995年の阪神大震災の891ガルを大きく上回った。(略)
2004年の新潟県中越地震は1722ガルだった。
防災科学技術研究所茨城県つくば市)資料

  • 避難計画が杜撰。

避難計画については「距離ごとの段階的な避難は非現実的だ」などと欠陥を挙げた。特に「避難計画が自治体に丸投げされている」ことを問題視し、「(自治体と事業者の)双方が相談し合って計画を作るべきだ」
松野元(元四国電力社員で原子力防災が専門)

愛媛県伊方町原発から5キロ圏内に住んでいる皆さんに安定ヨウ素剤の配布が行われました。
福島第一原子力発電所の事故の場合には、40キロ〜50キロ離れた福島県飯舘村という所まで猛烈な汚染が行ってしまいましたので、せめてそのぐらいの範囲はやっておくべきだ
2014年10月 小出裕章 元兄弟

  • 3号機はプルサーマルという非常に馬鹿げたというか、安全性を犠牲にし、そして経済性もないというようなことをやろうとしている

プルサーマルというのは、プルトニウムという物質を燃料に使うということなのですが、プルトニウムというのは、人類が遭遇したうちで最大の毒物と言われてるほどの毒物でして、普通の原子力発電所で使っているウランに比べれば、何万倍、何十万倍も毒性が強い)

  • コアキャッチャーが無い

 メルトダウンした溶融燃料を受け止める装置が無い。溶融燃料は地下深く沈降し、地下水と 触れた時に水蒸気爆発が起きる可能性が十分にある。

  • 責任者が不在

 日本の大事業になるとかならず無責任体制になります。先の敗戦も、福一原発事故も誰も責任をとっていません。新規性基準に合格してようと、事故が起こって大変な事態になっても誰も責任は取りません。法的に責任者がいないのです。