エラ・フィッツジェラルドは黒人女性ジャズシンガーである。
日本のジャズ好きでも、かなりマイナーな部類に入ると思う。
彼女の声に昔のニューヨークを感じてしまってとても好きなのだ。
私自身はアメリカはハワイしか行った事がないけれど。
彼女自身はヴァージニア州ニューポート・ニューズ出身なのでニューヨークとはあまり関係ないようだが東海岸地域だ。
彼女の歌声は昔のニューヨークの夜を寂しく過ごしている人間の部屋でラジオから流れる、優しく慰めるような歌声に聞こえるのだ。
日本でエラ・フィッツジェラルドを紹介する場合なぜか「Mack the Knife」で紹介される。
でも、この曲はちっともピンとこない。なぜこの曲なのか。彼女の良さが伝わらない。
私のお薦めは「Night and DAY」、「How High The Moon」、「Blue Moon」だ。
「The Shadow Of Your Smile」もいいのだが、曲自体がアメリカ西海岸な感じがして、東海岸ニューヨークを感じるエラと少し合わない。でも、曲がいいのでとても良い。
「Summer Time」もなかなか良い。ニューヨークのアパートメントの建ち並ぶ暑い夜を感じる
「Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook 」も名曲揃い。
別にジャズに深い造詣がなくても分かりやすい曲なので、是非知ってほしいです。