《荒川強啓デイキャッチ7月1日》放送。
<町田徹>（以下要約）
『現在、世界で走る日本メーカー自動車の5台に3台は海外製。
「日本自動車工業会暦年海外生産台数」において、
海外では
2012年、1582万台生産。前年比18.2％増。
2008年リーマンショック以来2009年の1011万台から3年連続増。
一方国内。
去年に限ると18.4％増。（震災で下がった分が上がったのかな？ブログ主感想）
台数でいうと1000万台割れの994万台。これは、4年連続1000万台割れのまま。
つまり、国内産と海外産では少し対照的な動きになっている。
今年に入って生産の海外シフトは一段と加速している。
５月の統計で、国内生産は今年9ヶ月連続前年同月比割れ。
日本最大手トヨタが去年（2012年）暮れに決めた今年2013年の生産計画。
この計画では全体として2012年並の生産にする、という事。
詳しくいうと、国内36万台生産を減らし、海外で34万台の生産増という計画。
かつて、国内生産台数は1300万台を超えていた。
それが国内生産を減らし海外生産を増している。明らかに空洞化がすすんでいる。
そこで、
参院選の安部自民党の公約として「法人税の大胆な引き下げ」を打ち上げた。
これで産業の空洞化を食い止めるっていう事です。海外生産ってどこが多くなっているのか？
それはアメリカの332万台。これは前年比37％増。
ヨーロッパも中国ですらなく、アメリカなんです。
これはマーケットが大きい、需要があるから。
安部自民党は日本の法人税は先進国の法人税より高いから下げるのだ、
と言って引き下げをすすめようとしている。
実はアメリカの法人税は日本よりも高い。
というか、世界で一番アメリカは法人税が高い。
なのに、どうしてアメリカで生産が増えているのか。
そしてアメリカより法人税が低い日本で生産が下がっているのか。
「法人税の大胆な引き下げ」って効果ないんじゃないの？ 』
一方
《5月28日 「大竹まことのゴールデンラジオ」》放送。
<萩原博子>「老後のマネーの戦略」本の紹介で。（以下要約）
『小泉政権のときに正社員を非正規化した。これで企業は儲かった。景気が上向いた。
しかし、社員の給料は非正規も正規も上がらなかった。結局景気回復しなかった。
20年間給料は下がり続けている。
非正規1に正規2の 1：2 の割合になっている今の就業形態の、正規の２の部分の半分を
「限定社員」にしようと安倍自民党はしている。
給料を下げて景気回復しようとしている。
給料が下がってデフレは克服できない。
（そもそも、このデフレは給料が下がってできたデフレだ。需要を貧しくして供給を強くしてもデフレは加速するだけ）
アベノミクスは円安にして、輸出を増やして景気回復、給料を上げようというのが理論。
輸出産業の稼ぎ頭は自動車。
この間、「GDPがよくなったのは輸出産業が好調だったから」という報道をNHKや日経はした。
しかし、自動車工業会は輸出は8ヶ月連続前年マイナスをレポートしている。
この原因は中国への輸出が好調でない。日本車を敬遠しているし、経済が好調じゃない。
言われるほど、輸出は奮っていない。
一方で、円安での輸入への打撃が今きつい。石油を始め、小麦などの値上げが激しい。
これでは給料が上がりそうにない。
今年、それでも正規社員の、給料ではなくボーナスが少し上がった。給料は平均すると50数円上がった。しかし、ボーナスは悪いと削られるので上がったからといって消費には向かいにくい。』
《6月30日「たかじんのそこまで言って委員会。」》放送
（以下要約）
『共産党 穀田恵二「アベノミクスでは国民の懐が温かくなるのが大事だ。消費税をやめ、賃上げで景気回復しよう」
ざこば「消費税をやめ、賃上げで景気回復できたら皆喜ぶのは当たり前ですやん。お宅らいい事ばっかりいうてやね。考えてモノいわな、いかんわ。反対反対ばっかりやがな」
穀田恵二「資本金10億円以上の企業の内部留保は260兆円以上。たとえばトヨタは13兆円持っている。使いどころがない金。23万人のトヨタの従業員の給料を一万円月に上げるとして、そのためにいくら使ったらいいか。内部留保の0.2％（年間に0.2％？）使えばいいだけだ。こんなんが出来ないのか。」
宮崎哲弥「私は基本的に賛成」
津川雅彦「トヨタはあげたでしょ」
穀田恵二「ほんの5千円。一年間で。自分のところの会社と関連の会社に上げていけば経済が立ち直る」
加藤清隆「全体として正しい。だからといってアベノミクスが間違っているというのはおかしい。」
橋本五郎「共産党は企業から税金とるって事でしょ」
穀田恵二「内部留保と法人税は別の話」
金美齢「トヨタはね、日本一の企業なのよ。日本人としてエールを送らないと日本の企業がよくならないと景気はよくならない。新聞で読んだんだけど、トヨタの社長がはっきりいいましたよ。
今までは海外に工場作ったりしてたけど、これからは日本に持って帰りますと。少し人件費が上がっても今後は日本で生産いたしますってはっきりいいましたよ。評価しないといけない。」
長谷川幸洋「賃上げで景気回復、これは逆。景気回復で賃上げですよ」 』
とりあえず、保守の論客がアベノミクスが正しい、変更は必要なし。
これで景気がよくなって、
インフレによる値上げも給料あがってカバーするって事ですから
よくなるんですよ。良かった良かった。
