kazuさんのダイアリー(仮)

07年3月から始め、19年1月にダイアリーからブログに引っ越し。

野田佳彦という男。

野田政権は解散、総選挙が始まった。
「うそつき」と呼ばれるのが嫌で解散した、と言われている。
多くの人はそれで納得しているようだけど私は「???」だ。


野田佳彦は多くの政策で裏切っている。

1.
日本政治の政策としてはかなり民主的な手続きを得た上でたどり着いた脱原発
ところが、
自民党が反対しているからなのか、官僚が反対しているのか、米国に従ったのか、内閣決議を見送った。


2.
その後、マニフェストに掲げたあらゆる公約を反故にして、やらないと約束した消費税増税に邁進。

民主党が政権を握る前には野田佳彦自身も「消費税は決して増税しません」と街頭演説(youtubeに映像残る)を
していたのに、
自分が総理総裁になると、消費税増税に邁進した。
支持者を完全に裏切った。
しかも、党を割ってでも、消費税増税を通した。

解散の取引に使われた特例公債法案や、選挙制度是正は2012年3月からの問題だった。
今年中に実施できてないと行政が滞る喫緊な問題であった。
それは消費税よりも喫緊で、議論する時間は十分あった。
しかし、敢えて先送りし続け、代わりに消費税増税を通した。


3.
やがて、野田佳彦は、民主党内反対者を離党させる事覚悟でTPP推進を再始動させた。
民主党が割れてもいいと、ここでも思って再始動。
誰に向かって政治をしているんだ、この男は?



・そうして、野田佳彦自民党との「近いうち」の約束を守る為に解散した。
「解散」は総理の国会運営での駆け引きとして嘘を言ってもいいのに。


自民党系コメンテータは異口同音に「野田佳彦はいい人だ。嘘をつかない人だ」と持ち上げた。
言い逃れできないほどに、野田民主党自民党野田派だった。


4.
選挙制度是正法案は通ったが、今度の選挙は無効になるかもしれない。
選挙自体も裏切っている。


5.
そもそも野田佳彦は地味で特に大きな功績も残していない、格好がいい訳でもない。
政治家家系でもないし、サラブレッドでもない。
政策通でもないし、
前職が弁護士や国家官僚などの立派な職に就いていたわけでもない。
そんな男が政権民主党の総裁選で総裁になり得たのは、
素晴らしい政策を打ち上げた訳で無く、ただ一人、
「自分が任期中は解散をしない」
と明言したからだった。


しかし、野田佳彦は解散をした。
ついに、野田佳彦は、野田を総理にした民主党議員全員を裏切った。

ここまで公に人を裏切れる人間を総理として見たのは初めてだ。


なのに自分を「馬鹿正直」とか、「嘘は言わない。誠実な男」を強調する。

心底恐ろしい精神構造の男だ、と思う。